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2021.12.03お客様の声CUSTOMER‘S VOICE*Sketch Lab(スケッチラボ)様

今回は、木と人の家具を使用されている「Sketch Lab」様の事例を紹介します。

Sketch Labは、富山市が進める「とやまシティラボ」プロジェクトの一環として整備された「未来共創」の拠点施設です。

施設運営に携わる富山市役所 未来戦略室の塩原さんにお話を伺いました。

*納入商品:台形テーブル23台、本棚、個室6席、パーテーション、カウンターテーブル(すべて富山県産を使用)

 

 

― 新しい富山を創る「未来共創」の拠点施設に

 

Sketch Labは、富山のこれからを創造する「未来共創の拠点施設」として富山市が整備し、2020年9月にオープンしました。

コンセプトは、「未来を描ける場所。出会える。そして、一歩踏み出せる」。

富山市の産学官民の色々な立場の人が、立場や世代を超えてフラットに対話を重ね、共に未来を思い描きチャレンジしていく、そんな会員制の交流・共創のスペースです。

施設の運営・企画は、若手起業家・経営者と富山市による官民連携組織「とやま未来共創チーム」が担っており、コンセプトに沿ったプログラムやプロジェクトなどの様々な未来共創活動を実施しています。

 

Sketch Labを開設する際、私たちには『白いキャンバスに絵を描くように“自由な発想で未来を描ける場所”にしたい』という想いがありました。

そのため、施設デザインも家具を固定してゾーニング(空間を機能や用途別に分ける)するのではなく、自由な使い方で様々な発想を生み出せる空気感や設備・家具を整えたいと考えていました。

そこで公募型プロポーザル(企画提案)を実施し、数社の中から選ばせていただいたのが「dot studio(ドットスタジオ)」さんでした。

選定の理由は、富山県産の木材を使った「木と人」の家具を使用した空間づくりや、使い方によって施設レイアウトを自由に組むことができる柔軟性などが、Sketch Labのコンセプトにぴったりだったからです。

 

 

― 利用者が自由なスタイルで使えるオフィス空間

 

特に台形テーブルは、利用人数や用途によって使い方を変えられる点が非常にいいなと思います。

くっつけたり、直線に並べたり、円卓にして会議をしたり…。

誰でも好きなように形を変えて使えますし、一部の台形テーブルは脚を畳めるので、使わない時は収納して施設をより広く活用することもできます。

家具を自由に配置できることで、一人での利用から複数人でのミーティング、イベント開催など、小スペースでも多様な使い方も可能です。

利用者さんからも、「すぐディスカッションに入れる」、「打ち合わせがしやすい」といった嬉しい声をいただいています。

空間に縛られず、それぞれの自由なスタイルで過ごせるのが魅力だと思います。

 

 

― 木の持つ素材感がいい雰囲気を作り出す

 

施設内には、台形テーブルの他にも休憩スペースのカウンター、本棚、入口受付のパーテーションなど、県産材を使った木の家具をたくさん使用しています。

この木の温かな雰囲気も、とてもいいなと感じています。

普通のオフィス家具に比べて無機質な感じがなくおしゃれですし、天然の木そのものの柔らかな素材感は、空間全体にリラックスした雰囲気をもたらしてくれています。

利用者さんもみなさん和やかな表情をされていますし、いろんなアイデアが生まれそうな心地よい雰囲気は、木の家具ならではの良さだと思います。

 

未来共創の取り組み自体も、短期的な成果を目標としているのではありませんし、じっくり時間をかけて若い世代のチャレンジを応援できる「人を生み出す=育成の場」を創っていきたいです。

木の家具たちがそれを後押しする空間づくりをしてくれていますし、これからこの場所でどんどん新しい発想・企画が生まれていってほしいです。